看護師として働く中で、人命を扱う責任の重さや過酷な労働環境、そして日々のプレッシャーに悩む方は少なくありません。
その一方で、退職の意思を伝えることにためらいを感じ、行動に移せない方も多いのではないでしょうか。
近年注目を集めている「退職代行サービス」を活用すれば、精神的な負担を軽減し、スムーズに次のステップへ進む準備を整えることができます
。今回は看護師として働く皆さんに向けて、退職代行サービスのメリットやデメリットを詳しくご紹介します。
看護師が退職代行を利用するメリット
看護師として働く中で、退職を考えたときに多くの人が抱えるのが「どう伝えればいいのか」という悩みです。
特に病院の人間関係や忙しさを理由に、退職を言い出せずにいる方も多いのではないでしょうか。そんなとき、退職代行サービスを利用することで、精神的な負担を軽減しながらスムーズに次の一歩を踏み出すことができます。
ここでは、看護師が退職代行を利用することで得られる主なメリットを詳しくご紹介します。
メリット① 病院へ直接連絡をすることなく業者へと丸投げできる
退職代行サービスを利用することで病院とのやり取りをすべて代行してくれます。
退職に関する話し合いや引き止めの交渉を直接行う必要がないため、精神的な負担が大幅に軽減されます。
「自分で伝えに行く勇気が出ない」「人間関係が悪化していて顔を合わせたくない」という場合でも安心して退職手続きを進められます。
メリット② 最短即日での退職が可能
退職代行サービスでは、最短で依頼したその日に退職手続きを進めることができます。「すぐにでも辞めたい」という状況でも、プロのサポートによって迅速な対応が可能です。法律に基づいて手続きを進めるため、トラブルを防ぎながら速やかに職場を離れることができます。
メリット③ 無断欠勤を防ぐことができる
退職を言い出せずにそのまま無断欠勤を続けたり、いわゆる”バックレ”(突然職場を離れること)に至るケースも少なくありません。こうした行為は職場に迷惑をかけるだけでなく、自分自身の将来的なキャリアにも悪影響を与えかねません。退職代行を利用すれば、円滑に退職手続きを進められるため、無断欠勤やバックレをせずに済むというメリットがあります。
メリット④ 精神的不安が減る
退職を申し出ることへの不安や、人間関係の摩擦へのストレスは、退職を考える看護師にとって大きな悩みです。退職代行サービスを活用することで、こうした精神的負担を軽減できます。プロに任せる安心感によって心の余裕が生まれ、次のキャリアへの準備に集中することが可能になります。
看護師が退職代行を利用するデメリット
退職代行サービスは、退職の手続きをスムーズに進めるための便利な手段ですが、看護師が利用する際にはいくつかのデメリットも考えられます。ここでは、看護師にとってのデメリットについて詳しく解説します。
デメリット① 病院からの連絡がある可能性がある
退職代行サービスを利用した場合でも、病院や職場から直接連絡が来ることがあります。これは、退職の詳細確認や引き継ぎについて話したいと病院側が考えるためです。特に医療現場では患者さんや他のスタッフへの影響が大きいため、事務的な確認以上の連絡が来る可能性があります。
- 注意点: 退職代行サービスを通じて”連絡は全て代行業者を通す”と伝えてもらうよう依頼することで、直接のやり取りを最小限に抑えられる場合もあります。
デメリット② 依頼料が発生する
退職代行は、サービス利用にあたるため料金が発生します。
自分で退職の意思を伝える場合、料金は発生しませんので料金を支払って退職するという点はデメリットです。
【退職代行の料金相場は?】
A社(一般業者) | B社(労働組合運営) | C社(弁護士運営) | ヤメドキ(労働組合+弁護士提携) | |
支払い | 先払い | 先払い | 先払い | 後払い(無審査) |
料金 | 20,000円~25,000円 | 27,000円~+追加料金あり | 50,000円~+報酬 | 一律24,000円 弁護士利用時追加料金あり |
退職代行の料金設定は2〜5万円程度が相場ですが、HPに掲載されている料金に追加料金が設定されている業者もあります。
「ヤメドキ」は労働組合提携+弁護士監修で24,000円と比較的安価で一切追加料金がない(弁護士利用を除く)点が特徴です。
また、完全後払い制を導入しており退職が確定してからの支払いのため安心して依頼できる点も大きな特徴です。
デメリット③ 看護業界内でネガティブな噂になる場合がある
看護業界は比較的狭いコミュニティであり、退職代行を利用したことが周囲に知られると、ネガティブな噂が広まる可能性があります。例えば「責任感がない」「トラブルを起こした」といった誤解を受けることがあります。
- 注意点: 退職代行を利用する理由を明確にし、必要に応じて信頼できる仲間や上司にだけ説明をすることで、誤解を防ぐことができます。また、退職後の評判に配慮しつつ、今後のキャリアに悪影響を及ぼさないように注意しましょう。
退職代行依頼から退職確定までの流れ
退職代行は聞いたことがあるけど、実際どんな流れで進んでいくのか不安に思う方もいると思います。
どんな流れで退職できるのか解説していきます。
退職日の決定、LINE・電話相談
↓ 退職日は必ずしも月末でないといけないルールはありません。
まずは希望の退職日を設定しましょう。
退職についての不安や疑問、退職日を迷っている方は無料相談を
してみるとよいでしょう。
私物の回収や、貸与物をまとめる
↓ 退職日が決定したら、その日に合わせて私物の回収を行いましょう。
後日、郵送してもらう方法もありますがその場合、着払いとなるため
可能であれば事前に回収し、返却できるものは返却しましょう。
保険証は退職日まで使用でき、制服等はクリーニングの指示がある
ケースがほとんどのためひとまず手元に置いておく事をおすすめします。
退職代行へ依頼
↓ 希望の退職日が決まり、退職の準備が整ったら、退職代行に依頼します。
病院に伝えてほしい事や必要な書類(離職票など)も併せて伝えます。
この時点では退職届作成の必要はないので、完了報告を待ちましょう。
【退職日確定】退職書類の作成、郵送を行う
↓ 退職日が決定した通知が来たら、勤務先の指示に従い退職届の郵送と
手元にある貸与物の返却を行います。
⚠️この作業を怠ると退職の手続きが中断されてしまうので、報告を受け たら、すぐに対応しましょう。
退職代行業社への支払い
↓ 「ヤメドキ」は完全後払い制(前払いも可)のため、退職日が確定して
からのお支払いとなります。
期日は退職確定日より7日以内と猶予があるため安心して依頼可能です。
退職完了
実際にあった看護師からの利用に関しての質問
①明日から出勤しなくても良いのか?
→退職代行を利用した場合、即日より出社せず退職が可能となっております。
退職日は会社判断となりますが、万が一退職日が2週間後や1ヶ月後となった場合でも、
それまで出社しない旨をお伝えいたしますので出社の必要はございません。
②1ヶ月後までシフトが確定しているが退職できるのか?
→シフトが確定している場合でも退職は可能です。
③人手不足で退職を引き止められているが退職できるのか?
→退職は法で認められている権利です。
また、人手不足は会社側の責任であり、退職者様には一切関係ございません。
④受け持ち患者がいるため、急に退職したら訴えられたりしないか?
→原則、業務の引き継ぎは必要となります。直接の引き継ぎが難しい場合は書面やデータで
引き継ぎをされる方も多くいらっしゃいます。
また、厳密には会社は損害賠償を行うことは可能です。しかし、会社が裁判を起こす場合 には、莫大な費用と時間がかかります。
退職者に対してそれだけの時間や費用を使う企業は、弊社の過去の経験では皆無でござい ますのでご安心ください。
退職代行を利用するにあたって、さまざまな不安や懸念点があるかと思います。
こういった悩みを解決するためにも事前にLINEや電話で相談することで、安心して依頼し退職に繋げることができるでしょう。
まとめ
看護職に従事している方でも、退職代行サービスを利用して退職することは可能です。退職代行サービスには、時間や手間を省けるといったメリットがありますが、職場との関係が悪化するリスクなどのデメリットも存在します。
そのため、利用する際は、サービスの利点と欠点をよく理解し、自分の状況に合った選択をすることが重要です。まずは、無料の電話・LINE相談から、詳しく話を聞くことから始めてみましょう。